海外からの観光客が戻ってきた。
観光地の施設では様々な言葉が飛び交って、
外国の街に居るような雰囲気にも。
取分け賑やかなのが中国からの団体客だ。
街の中のドラッグショップでは、受入れに備えて
中国語の商品案内が当たり前になった。
大抵の人は、薬と化粧品が買い物対象で、
箱入りでまとめ買いする人も居る。
かっては、中国人の買う薬は正露丸に集中して
いたのが、今では大衆薬全般に広がっている。
中国国内では、本物そっくりのニセ薬が多く、
大きな病院では、薬の外装箱が高く売れるので
職員の副収入源になっている。
販売店も偽装からコピー、中身のすり替え品など、
名の通った薬や化粧品に似せた商品を数種類
備えていることも当たり前で、罪の意識もない。
最近大きな話題になったのが、安全基準値の
６万倍をこえる水銀を含んだ美白化粧品。
国内で売られている美白化粧品の１/４ほどが
安全基準を超えているとされ、強い毒性を備えた
ヒ素や鉛を含む美白化粧品も１割あるとか。
国産薬品の半数ほどのカプセルに、クロームが
含まれていることが表面化したばかりだ。
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