東北は夏祭りの季節で大勢の観光客で賑って
いるが、８月のお盆にかけては夏の行事が続く。
外食の機会が多くなるだけに、食中毒に備えた
十分な注意が欠かせない。
８月初め、山梨県でウェルシュ菌による集団
食中毒は発生した。
ウェルシュ菌はポツリヌス菌と同様に、酸素を
嫌う嫌気性菌で、ヒトや動物の腸管のほか、
土壌、水中など広く自然界に居る。
ウェルシュ菌は困ったことに耐熱性を備えており
加熱調理しても死滅せず、食品の温度が程度に
なれば、生き延びた芽胞が増殖を始め、この際に
毒素のエンテロトキシンを出す。
腸内には入って増殖すると激しい腹痛を伴う
下痢を引起す。
ウェルシュ菌食中毒で特徴的なことは、給食など
多量に食事を調理する場合に発生するケースが
多いことから”給食病”の異名を備えています。
同じように、自然界に広く存在するサルモネラは
夏のバーベキューの際には、特に注意が必要で
ユッケやレバ刺し、鶏肉などに肉類やウナギなど
底魚類、また生卵も危険性を備えている。
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