今夏はアメリカでは大規模な干ばつとそれに続く
熱波の影響で、穀倉地帯が大被害を受けた。
世界の輸出量でアメリカは大豆では全体の
４割以上、トウモロコシも１/４以上と最も大きな
輸出力を備えた穀物王国だ。
このアメリカの穀倉地帯が直撃されたため、世界の
穀物市場は品薄感から一気に価格が暴騰した。
加えて有り余る資金を備えたファンドの投機資金が
流れ込んだために、穀物市場は沸騰している。
既に、飼料の値上がりから乳製品が値上げされ、
１０月１日からは大手食用油メーカーも相次いで
今年３度目となる値上げを行った。
バターやチーズなどの乳製品も３～５％の値上
実施となり、今年は値上げの秋に。
政府が一元的に輸入し、製粉会社に卸している
小麦についても、干ばつによる影響が大きい。
価格調整の機能を備えた政府の卸売り価格も
銘柄平均で３％引上げられるため、１２月頃には
パンやうどんの価格に影響が出て来る。
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