現代社会は競争社会だから、それだけに家庭
だけでなく、他人との付き合いの中でも気が
許せず、ストレスをため込む人が多くなった。
ましてや、仕事場ではストレスに対する我慢
比べそのものだ。
人間は躁鬱病に罹る率を3%程度備えていると
されており、となれば決して稀な病ではない。
7月に厚生労働省はガン、脳卒中や心筋梗塞
などの血管症と糖尿病の四大疾患に、躁鬱病の
精神疾患を加え五大疾患とすることにしている。
現代社会では、うつ病も国民病となったのだ。
目立つ所では、最近自殺に追い込まれた経営
者や政治家、要職を投げださざるを得なくなった
政治家の多くが躁鬱病だと精神科医はみている。
国民にとっても国政や企業を預かる立場の人が
病で責任を全うできないとなれば大きな損失だ。
最近血液の血漿に含まれている成分のEAP
(エタノールアミンリン酸)が、健康な人に比べて
うつ病患者には少ないことが判った。
血液検査でうつ病を発症する可能性を備えて
いるか否かの判定が容易になると言う。
健康診断項目に加えられることになれば、これは
大きな社会問題となる要素を備えている。
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