中国は、農薬を含め世界一の薬剤生産国であり
消費国でもある。
正しい使用法を認識せず、また安全性無視の
杜撰な管理が薬剤による健康被害を広げる。
特に、遺伝子異常を起す可能性を備えた抗生
物資の目的外使用や多量投与が問題だ。
鯉の仲間の草魚の養殖で消毒や鮮度、外観
保持に使用される染色剤のマラカイトグリーン。
豚肉の脂身を減らし、赤身を多くするために
毒性を備えた「塩酸クレンプテロール」や「ラクト
パミン」の使用。
養鶏では早期出荷のために成長ホルモンを
多量に投与しており、米系ファーストフッドで
検出されて大問題に。
最近では、養豚場で多量に使用されるホルモン
剤や抗生物資が精肉に含有された状態で人体に
取込まれていることにより細菌の遺伝子が耐性を
備える事例が米国で問題化している。
豚本体だけでなく、糞尿を肥料として使用する
ことにより、野菜や果実などを通じて人の疾病の
病原体に取り込まれ、感染症などの治療を
困難にするのが大問題だ。
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