韓国統計庁が発表した[2022年韓国の社会
指標]によると、2022年の韓国の一人の女性が
生涯にわたり出産する平均的子どもの数を
示す合計特殊出生率は0・78だった。
前年度より0・03人減少し、過去最低を
更新すると共に、世界最低記録も更新。
2020年基準で、経済協力開発機構(OECD)
加盟38ヶ国の合計特殊出生率の平均は1・59人。
この年の韓国の出生率は、0・84人で最下位
だったが、韓国以外の残りの37ヶ国はすべて
1人台以上だった。
2人以上は、1位のイスラエル 2・90人と
2位のメキシコ 2・08人のみ。
日本は、2021年基準の合計特殊出生率は
1・30人で韓国を上回る。
著名なオックスフォード大学の人口学者は、
人口減少は世界的な現象だが、韓国はこの
まま行けば、2750年に国家が消滅する危険が
あると指摘し、[人口消滅国家]第1号になる
だろうと述べている。
また、韓国をはじめ東アジアで出生率が低い
理由として、過去から始まった前近代的な
社会・文化と急速な経済発展の乖離、過度な
業務負担と教育環境などを挙げている。
また、[経済が急速に発展して女性の教育・
社会進出は拡大しているが、家事労働の負担は
加重される家父長制と家族中心主義は続いて
いる]とし[教育格差は縮小したが、賃金格差は
依然として大きく存在し、過度な業務文化や
入試過熱など教育環境も出生率が低い背景]と
説明している。
また、中國にも当てはまる指摘だが、低い
出産率は、韓国の儒教倫理が招いた側面も
あり、結婚適齢期の20~30代では、
性差別をめぐって激しい対立があるとしている。
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