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2023年9月26日火曜日

メディケーン「ダニエル」リビア東部に大災害

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
あ や め<br>
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地中海は東西に長いおよそ4000Km、面積が

約300万Km2もある海だが、高緯度に位置する

ために、熱帯地域のような熱い空気から

生ずる台風やハリケーンは発生しない。

しかし、北アフリカからの熱風などの影響で、

熱帯低気圧と温帯低気圧の特徴を併せ持った

大きな嵐が発生する。

この嵐は、地中海[メディテレーニアン]と、

[ハリケーン]を組み合わせた造語の[メディ

ケーン]とよばれる。

 1969 年 9 月、北アフリカからの地中海熱帯

低気圧(メディケーン)により、ギリシャを始め

沿岸地域に洪水が発生し、600 人近くが死亡、

25 万人が家を失ったとされる。

また、ギリシャ船籍の大型タンカーが座礁して、

真っ二つになった事故も発生している。

9月はじめに、ギリシャで発生したメディケーン

「ダニエル」は、9月5日から6日)にかけて

ギリシャやブルガリア、トルコなどで記録的な

大雨を降らせた後、地中海を南下してリビア

北部の沿岸部に達した。

リビアでは、10日から11日にかけて東部が

大雨に見舞われた。

リビアでは、9月の月間降水量は5mm以下、

年間降水量も200mm程度だが、そこに10日に

かけての24時間で、リビア北部に降った雨量は

414mmと、年間雨量の2倍の降雨量があった。

この歴史的な降雨量により、リビア東部の

西に位置する経済都市、ベンガジから東の

エジプト国境までの地中海沿岸部で大洪水が

発生し、各所で大きな被害が発生した、

特に、中央部に位置する人口約10万人の街

デルナでは、街に中央部に河口を持つ川の

上流の土砂で造られていた台形のアースダム

2つが相次いで決壊して、大規模な土石流と

なって街を襲った。

報道では、土石を含む洪水の高さは7mに達した。

洪水から1週間後のデルナの市長の発表では、

死者が8000人に達しているが、犠牲者の数は

2万人以上に上るおそれがあるとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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