2024年01月01日 16時06分頃、能登の人々が
新年のお祝い気分に浸っている最中に、M5・7、
震度5強の地震が発生、4分後の16時10分頃、
同じ場所を震源とするM7・6、最大震度7の
揺れが襲い、一転、人々を奈落に落とす。
この日から1ヶ月、石川県の発表では死者数は
238人に及び、なお19人の安否が不明。
238人のうち、災害関連死の疑いがある15人を
除いた死因の検視結果では、最多が倒壊した
建物の下敷きになったことなどによる[圧死]で、
92人と全体の41%にを占めた。
多くは木造家屋の倒壊による。
次いで、[窒息]や[呼吸不全]が49人の22%。
また、倒壊した家屋内などに閉じ込められ、
雪が降り積もっている真冬の災害であったため、
救出が間に合わなかったため[低体温症]や
[凍死]でなくなった人が32人と14%を占める。
亡くなった人の年齢別では、高齢者の多い
地域性もあり60代以上が73%を占め、
10歳未満から30代の人まででは10%だった。
地震後に発生した火災で亡くなった人が
輪島市で3人出たが、最大で5mを超える
津波が襲った新潟県や4m超の能登半島各地
沿岸部では、幸い津波による犠牲者はなかった。
2月1日午前8時までに1568回の有感地震が発生
建物の全半壊は、4万6000棟を超え、なお
避難生活を強いられている人が1万4643人。
石川県による仮設住宅18戸が、1月31日に
輪島市内で完成し、2月3日から入居が始まる。
だが、被災地域周辺では仮設住宅の建設適地も
少なく、大規模な建設の計画は進まない。
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