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2024年2月12日月曜日

能登半島地震 複数の海底断層が連動

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
吉 城 川  奈良公園



2024年01月01日 16時10分頃、石川県珠洲市の

北部、半島の北東端に近い場所の深さ20Km

付近を震源としたM7・6の地震が発生した。

この付近では、2020年頃から群発地震が頻発。

専門家による調査で、地下から上昇して来た

流体が、地下10~15Km付近に存在し、この

流体の移動で地震が発生していることが判明。

2023年5月5日に、1月1日の地震の震源と

ごく近い場所の、深さ12Kmを震源とする

M6・5の地震では、珠洲市では震度6強を観測。

この地震後の調査で、流体は海底方向へも

移動していることが報告されていた。

1月1日の地震後の専門家による調査では、

半島北の沖合を沿って走る複数の海底活断層が

関連したと報告され、流体がこれらの断層内に

入り込んだことが引き金になっている可能性も。

この地震で、能登半島北側の輪島市を中心に、

直線距離で約90Kmで、鹿磯漁港4mが確認

される隆起が発生し、範囲は4・4平方Kmにも。

地震後に発生した津波では、この隆起地域では

観測されなかったが、珠洲市飯田港4・3m、 

能登町白丸4・7mを観測したほか能登半島では

南の七尾湾でも2m以上を観測している。

また、新潟県上越市で最大5・8m、直江津市で

4・5mを観測したほか、佐渡市で3・8mを観測。

富山湾沿岸部では、海底地すべりによるものと

思われる津波が、先行して到達していた。

気象庁では、過去の日本海沿岸の大地震の

記録から、およそ1か月後にもM6から7クラスの

地震が起きていているため、今後2週間から

3週間ほどは最大震度5弱程度かそれ以上の

地震に注意するようにと呼びかけている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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