今回の巨大土石流の原因となった氷河の崩落に
ついて、山岳環境のリスク関連データを
観測している科学コンソーシアム[ハイリスク]の
報告書では、氷河の崩落について[後から
思えば予兆させる出来事は幾つかあった]と指摘。
数日前から解けた水が目に見えて茶色くなったり、
亀裂が周囲の斜面の岩盤へと拡大したりするなど
していたことを明らかにした。
報告書はさらに、もっと包括的な早期警戒
システムが下流域にあれば、[相当数の人命]を
救えていた可能性があるとした。
また、報告書によると、最近設置された早期
警戒システムは、中国側の複数の氷河湖に
集中していて、この地域の氷河関連災害に
対して運用可能なシステムは整備されて
いなかったとする。
実際に崩落の7分後には、吉隆口岸(ギロン港)
国境検問所が土石流の流れの飲み込まれるなど、
到達があまりに早かったため、従来からの
警報システムがうまく機能せず、避難が間に
合わなかったと思われるとする。
また、それよりも下流では、警報が出てから
10分以上の余裕があり、包括的なシステムが
あれば人命を救えた可能性があると指摘。
別の専門家は、今回の氷河の崩落は、監視
態勢の向上や国家間の協力関係の強化が急務で
あることを改めて見せつけたと指摘。
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