中国 改善されない公費の浪費

野菜畑　　複製画　　１０号




北京の「新京報」が、国務院機関管理局（国務院官公庁

管理局）の副長の談話として、一昨年に、温家宝首相が

各部署の役人に対し、公費の出費について、現状を

改善措置をし、厳しく管理するようにと各部門に通達を

出したと報じています。

全国の各党や政府機関では、３０００億元（４兆５０００

億円）もの公費が、飲食代にされていると述べています。

かって、２０００億元以上と言われていたものが、膨れ

上がり、３０００億元にもなっていることを認めたものです。

過去にも何度か、同様の飲食費などの浪費削減に

備えた指示や通達が出されていますが、全く改善されず

無視され続けている経緯があります。

０６年の記事では、党幹部や役人の公用車や公費に

よる飲食の金額が、総額で６０００億元（約９兆円）に、

また、幹部連中の海外出張に関わる公費からの出費は

年間３０００億元以上になるとされています。

これだけでも、合計で９０００億元（１３兆５０００億元）

の巨額な金額になります。

前年の０５年度国家財政収入は、総額３兆１６２８億元

（約４７兆４０００億円）でしたから、９０００億元は、実に

２８．５％もの非常に高い比率になります。

日本企業で、交通費や交際費・会議費などの飲食費の

総額が、営業収入の２８．５％を占めていると、企業の

存続が危ういことは間違いなしです。

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