アンスリウム
福島原発事故、１年１０ヶ月が経っても、除染
作業が終わらず、帰宅出来ずに不自由な生活を
強いられている避難者が多く残っている。
放射線を含む危険性を備えた水蒸気などが
多量に外部放出された時に、先ず問題になった
のが、放出された大気中の放射性ヨウ素を吸って
甲状腺がんになる可能性が高いことだった。
日本は世界有数のヨウ素の埋蔵量を備えた
ヨウ素大国であるにも拘らず、結局「安定ヨウ素
剤」は避難者に一袋も配られることはなかった。
この結果、今後、甲状腺がん患者が少なからず
発生する可能性が高く、行政の責任は重い。
大気中の放射性ヨウ素を吸引し、内部被曝を
すると放射性ヨウ素は甲状腺に集積されて
甲状腺がんを発症する可能性が高まる。
発症防止に備えて、「安定ヨウ素剤」を事前に
服用すれば、甲状腺に蓄積されて「放射性ヨウ
素」蓄積をブロックし、がんの発症を防げる。
国や自治体は、原発から５ｋｍの範囲内に住む
住民に、安定ヨウ素を事前配布することを専門家
会議で検討したが、結論が出ず先送りになった。
事故が発生してから検討を始める稚拙さ。
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