国内で１１例目のＳＦＴＳ感染確認

備えよ常に！　備えあれば憂いなし 春日山のヤマザクラ



４月１０日、佐賀県は２０１２年６月に死亡した

農業の男性の死因は、マダニが媒介する重症

熱性血小板減少症候群ウィルス（ＳＦＴＳ）に

よるものだったと発表した。

国内で確認された１１件目の感染確認で、死者は

７人目となった。

男性には発症直前には海外渡航歴がないため

自宅近辺の農作業中などの際に、マダニに

咬まれたことによるものと想像される。

２００９年に中国の河南省などで原因不明の感染

症が発生して問題化し、２０１１年になってマダニが

媒介するウィルスが突き止められた。

ＳＦＴＳウィルスと名付けられたこのウィルスは

中国に存在するマダニだけが備えているものと

考えられていた。

だが、日本で発症した類似例から見つかった

ウィルスが備えている遺伝子は、中国のものと

部分的に異なっているため、日本国内にも昔から

存在していたことが判明している。

２年足らずで、死因が確認されただけで７人の

犠牲者が出ており、国はマダニ防御やＳＦＴＳ

衆知に備えた対策を積極的に進める必要だ。

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