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2014年9月24日水曜日

石垣島に壊滅的打撃を与えた明和津波

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ダンゴギク



九州の南端から台湾の北東部にかけて島々が

弧を描いて並び、北から大隅・トカラ・奄美・沖縄・

宮古・八重山諸島と呼ばれる。

この島々に沿ってフィリピンプレートがユーラシア

プレートの下に潜り込む南西諸島海溝(琉球海

溝)が存在し、北端は南海トラフに繋がる。

南西諸島海溝と弧を描く各諸島に沿った北西

側には、九州から伸びる長さ約1000Km、幅

約200Kmの沖縄トラフが存在する。

南西諸島海溝沿いで地震が発生するが、沖縄

本島より北部ではM4~5程度の地震で、歴史に

記録が残っているような大きな地震は無い。

だが、宮古島や八重山諸島周辺では、海溝

或いはトラフ側でM7級の地震がよく発生する。

記録に残る最大のものが、明和の大津波を発生

させた明和地震(1771年)M7.5~8.0だ。

この地震の震源地は石垣島の白保崎南々東

40Km付近とされ、当時の記録では、28丈(約

84m)の大津波が襲い、8つの集落が流された。

八重山の住民の1/3が死亡した大津波だった。

350年ほどから以前の記録は残っていないが、

古くからトラフ側と海溝側を震源とした地震が

発生して運ばれたとされる津波石が残る。

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