9月20日広東省疾病予防コントロールセンターは
デング熱の拡大が続き、前日までに4800人の
感染が確認されたと発表した。
5日後の24日現在の感染者は更に増え続けて
6361人に達し、過去最多であった1995年の5337
人を超えたと発表している。
一方、広大な熱帯雨林の持つブラジルでは
デング熱拡大の抑制は深刻な課題。
2013年にはおよそ150万人が感染している。
この程、国内の研究所は、デング熱ウィルスの
繁殖を抑制する働きを備えているバクテリアの
一種の「ボルバキア」を利用したデング熱抑制
対策への取組みを開始した。
このボルバキアを注入した蚊、一万匹を放した。
ボルバキアを体内に持つ蚊と持たない蚊との
間に生まれる蚊は、親と同様にボルバキアを
体内に持って生れて来るので、世代を重ねる
ことにより、デング熱ウィルスを媒介する能力を
備えた蚊は少なくなって行く。
ブラジルでは、デング熱が流行する夏を前に
毎週１万匹の蚊を放す計画だと言う。
成功すれば日本でも有効なデング熱対策に。
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