７月に、米国仕込みの品質管理組織を備えて
いるはずの上海の食肉加工会社で、組織的に
製品偽装などを行っていた現場の内部告発で
検挙され、会社の存続自体が危うくなったほか、
商品供給先の系列や取引会社まで経営に大
打撃を受ける事件があった。
続いて、米系大手スーパーでは、廃棄が必要な
食用油を使い回して調理した食品や期限切れの
鶏肉を販売していた現場の内部告発で同様に
問題化し、独占的な営業権益を備える外資に
対するやらせではないかとの見方まで出た。
だが、偽装工作が大手企業であったから騒動が
大きくなったが、それらの陰に隠れた偽装問題が
各地で頻発している。
北京市内のある食肉卸売市場では、豚足を苛性
ソーダーや過酸化水素で漂白した商品が販売
されていたり、同様に漂白した鶏足３万トンが
流通しているのが摘発されたりと毒性を備えた
食材が多量に一般流通ルートで流れている。
多くの加工食品を中国から輸入するEU諸国では
最近になって、輸入検査を厳格にしたが輸入
禁止処分が続出している。
ドイツではベンツを売って有毒食品を買っている
と問題化しているが、今更止められないとか。
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