地球温暖化の影響を受け、日本近海、特に
南方海上の海面温度の上昇が、近年の日本の
気候変動に激しさを加えている。
2011年9月１日 紀伊半島豪雨では十津川村や
野迫川村で発生した深層崩壊や大洪水で死者
６１人、行方不明１８人の大きな被害が発生した。
奈良県上北山村では、観測史上最大となる
総降水量は1,808.5mmを記録した。
2014年8月２０日、広島市安佐南区では朝４時半
までの３時間に２１７．５ミリの降雨量を観測。
この豪雨で地区内で多発的に山裾５０ヶ所余で
土石流が発生し、死者74人の被害を出した。
また、同時期に福知山市では広範囲で豪雨に
よる洪水で床上浸水などの被害に見舞われた。
この洪水は川の氾濫によるものではなく、地域が
備える排水処理能力を大幅に超える降雨量に
より引起された「内水氾濫」と呼ばれる洪水だ。
近年、毎年想定を超える集中豪雨による被害が
国内のどこかで発生する異常な気象状態が続く。
9月23日から開催された国連気候変動サミットで
議論がされたが、温暖化防止に備えた対策は
エゴ優先の建前論だけで実行が全く伴わない。
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