今年の賃上げでは期待以上の増額で喜びが
大きいサラリーマンも少なくないと思われるが、
現状では限られた大企業だけの話だ。
所得水準のお底上げ、格差の是正に備えて
政府もしきりに呼びかけを行っているが、中小
企業にとっては春の風が吹いて来ぬ限り、無い
袖は振れぬと諦めの境地。
企業規模や円安が逆風となっている企業環境に
よって、給与格差が更に拡大する事態も。
スマホで急成長を遂げて来た韓国のサムスン
電子や世界5位の自動車産業に成長した現代
自動車などの韓国の財閥企業の給与では
既に、日本企業の給与水準を超えている。
サムスン電子の平均年俸は1億200万ウオンで
約1120万円となり、現代自動車や起亜自動車の
現業社員の給与はトヨタ自動車を超えている。
韓国企業との商談で上から目線で話をされても
我慢するしかない2流企業社員になったのだ。
だが、中小企業の給与は大企業の4割程度で
十分な社会保障制度も備えていず格差が大きい。
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