中國では、2022年12月に、3年間にわたる
ゼロコロナ政策による外出規制や移動禁止で
不満が頂点に達した国民が、当局の規制を
無視して街頭に出て抗議行動を繰り広げた。
これに体制に危機感を覚えた習近平が、
外出規制を大幅緩和。
この反動で、コロナウィルスは全国に爆発的に
感染が拡大し、火葬場は殺到する車で大渋滞に。
23年1月には唐突に準備も、告知もなしに
ゼロコロナ政策を唐突に廃止。
コロナウィルスの全国的な蔓延で、国民の
9割が感染し、免疫を獲得したのではないかと
さえ言われていた。
中国当局は、ゼロコロナ政策解除後の、
新規感染者数や医療機関の重症者数の公式
発表も中止したため、その後の感染状況は
判らないままだった。
中国疾病予防コントロールセンターは、
6月13日までに、5月の新型コロナウイルスの
感染状況を発表した。
中国国内の専門家は、第2次流行が4月に
始まり6月頃にピークを迎えると発表していた。
5月初旬からの約2週間で、発熱外来の
受診者が倍増し、コロナの再流行が明確に。
5月1日に、18万3千人だった発熱外来の
受診者は、5月16日に36万人と倍増。
その後も1日当たり、30万人前後で推移。
中国の感染症の権威である鐘南山・中国
国家衛生健康委員会専門家グループ長は、
感染の再拡大は予想通りで、この第2波は
6月末にピークを迎え、感染者数は1週間
当たり4000万人から6500万人に増加する
との見通しを明らかにしている。
中国政府は、第2波で主流になっている
オミクロン株派生型XBBなどに対応した
ワクチンの緊急使用を、6月8日までに許可
するなど対応を急いでいる。
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