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2023年6月28日水曜日

GDPの37%が失われた関東大震災から100年 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キ ク ザ ク ラ



9月1日は[防災の日]、丁度100年前の大正12年

 (1923年)9月1日11時58分に、相模湾北西部を

震源とするマグニチュード7・9と推定される

関東大地震(大正関東地震)が発生した。

内閣府の報告書ではこの地震により、埼玉県、

千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を

観測したほか、北海道道南から中国・四国

地方にかけての広い範囲で震度5から震度1を

観測し、10万棟を超える家屋を倒潰させた。

また、発生が昼食の時間と重なったことから、

多くの火災が発生し、大規模延焼火災に拡大。

 この地震によって全半潰・消失・流出・埋没の

被害を受けた住家は総計37万棟にのぼり、

死者・行方不明者は約10万5000人に及ぶなど、

甚大な被害をもたらした。

2011年3月の東北地方太平洋沖地震はマグニ

チュード9・1と桁外れの大きさで1万8000人

ほどの人が亡くなったが、その9割は津波に

よる溺死で、推計総損害額はGDP比3%だった。

一方、大正関東地震の死者・行方不明者

約10万5000人では、9割が焼死だった。

また、総損害額は当時のGDP比の37%にも

及んでいたとある。

現在の日本のGDPがおよそ550兆円だから

37%と言えばおよそ204兆円の達する。

日本国壊滅と言える甚大な被害だった。

最近の研究では、当時の地震計では針が

記録紙上から振り切れてしまって、震源

近くでの正確な記録は残っていなかったが、

推計から7・9とされていた。

だが、国内の気象台に残されていた地震計の

記録紙からの推計計算でM8・1±0・2となった。

さらに、2日に及んだ余震の記録の分析から

M7級の大地震が計6回も発生していたという。

1948年の福井地震から、1880年頃から使用さ

れていた揺れの強さを表す階級の4段階のうち、

最大の烈震を烈震と激震に分けて、最大の

揺れ、激震を震度7として、新たな震度階級が

定められた。

また、6番目の烈震を震度6弱と6強に、

5番目の強震を震度5弱と5強に分けている。

記録に残る震度7級の地震は10回に及んでいる。

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