9月1日は[防災の日]、丁度100年前の大正12年
(1923年)9月1日11時58分に、相模湾北西部を
震源とするマグニチュード7・9と推定される
関東大地震(大正関東地震)が発生した。
内閣府の報告書ではこの地震により、埼玉県、
千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を
観測したほか、北海道道南から中国・四国
地方にかけての広い範囲で震度5から震度1を
観測し、10万棟を超える家屋を倒潰させた。
また、発生が昼食の時間と重なったことから、
多くの火災が発生し、大規模延焼火災に拡大。
この地震によって全半潰・消失・流出・埋没の
被害を受けた住家は総計37万棟にのぼり、
死者・行方不明者は約10万5000人に及ぶなど、
甚大な被害をもたらした。
2011年3月の東北地方太平洋沖地震はマグニ
チュード9・1と桁外れの大きさで1万8000人
ほどの人が亡くなったが、その9割は津波に
よる溺死で、推計総損害額はGDP比3%だった。
一方、大正関東地震の死者・行方不明者
約10万5000人では、9割が焼死だった。
また、総損害額は当時のGDP比の37%にも
及んでいたとある。
現在の日本のGDPがおよそ550兆円だから
37%と言えばおよそ204兆円の達する。
日本国壊滅と言える甚大な被害だった。
最近の研究では、当時の地震計では針が
記録紙上から振り切れてしまって、震源
近くでの正確な記録は残っていなかったが、
推計から7・9とされていた。
だが、国内の気象台に残されていた地震計の
記録紙からの推計計算でM8・1±0・2となった。
さらに、2日に及んだ余震の記録の分析から
M7級の大地震が計6回も発生していたという。
1948年の福井地震から、1880年頃から使用さ
れていた揺れの強さを表す階級の4段階のうち、
最大の烈震を烈震と激震に分けて、最大の
揺れ、激震を震度7として、新たな震度階級が
定められた。
また、6番目の烈震を震度6弱と6強に、
5番目の強震を震度5弱と5強に分けている。
記録に残る震度7級の地震は10回に及んでいる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿