前立腺ガンと診断された人は、2019年に
9万4748人存在し、国内の男性のがんで最多。
ガン発症初期は無症状だが、進行すると
排尿困難などの前立腺肥大と同じ症状が出る。
前立腺肥大症では、頻尿や残尿感などの
尿トラブルが表れるが、前立腺がんは初期に
自覚症状があることは稀で、進行すると
尿トラブルが発生し、発見に繋がる。
前立腺肥大は、尿道を取り囲む内腺と呼ば
れる部分で発生するため、尿道が圧迫される
ことでさまざまな尿トラブルが起こる。
これに対し、前立腺がんは主に、尿道から
離れた外腺と呼ばれる部分に悪性の腫瘍が
発生するため、ガンが進行して尿道を圧迫
するようになるまで自覚症状が起き難いのだ。
前立腺ガンはほかのガンと比べると進行が
緩やかで、発見から5年後の生存率は99%
以上と、死亡率はそれほど高くないが、
2割ほどは進行が速いケースもあり、この
場合は、骨などに転移するケースが多く、
5年生存率が5割程度まで低くなる。
前立腺ガンと診断されても、ガンの進行度や
悪性度が低い場合には、定期的に検査を
受けながら経過を観察する[監視療法]が
行われるケースがある。
進行度が遅いことから、75歳以上の後期
高齢者に、監視療法を選択する人が多い。
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