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2023年7月31日月曜日

ヘルパンギーナ患者数  過去10年の最多更新

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
瓊  花  唐招提寺



5歳以下の子どもがかかり易い、ウイルス性の

感染症のヘルパンギーナ患者数が、7月初め

までの1週間で過去10年間で最多を記録。

ヘルパンギーナに感染すると、発熱のほか、

口の中に水膨れができたり、喉が痛んだりと

いった症状が出る。

国立感染症研究所の報告では、全国およそ

3000の小児科の医療機関から報告された

ヘルパンギーナの患者の数は、7月2日までの

1週間で合わせて2万360人で、1医療機関

当たり6.48人と、過去最多の前週を上回った。

1医療機関当たりの患者数が「6」を上回ると

警報レベルとされているが、最も多い宮城県が

15.85人で、三重県や鹿児島県、群馬県でも

10人を上回るなど、25の都道府県で警報

レベルを上回っている。

一方、例年より早く流行が始まっているRS

ウイルスについては、1医療機関当たりでは

3.17人で、前の週からほぼ横ばいとなった。

日本小児科医会の理事は、[ヘルパンギーナは

原因のウイルスが複数あり、今後も患者が

増える可能性がある。これだけ急激に広がった

ウイルスはこれからも消えてなくなることは

ないので、マスクや手洗いなど基本的な

対策をとってほしい]としている。

ウィルスに感染後、症状が長引く子供については、

ヘルパンギーナ以外にも22種類の呼吸器感染症の

ウイルスなどの検査を行はれているが、2023

年度はパラインフルエンザウイルス、ライノ

ウイルス、それにアデノウイルスなどが検出

されるケースが多いとされる。

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