PSAの値が上昇している原因が、ガンによる
ものなのか、或いは前立腺肥大症などに
よるものなのかを選別するのには[F/T比]に
よる判定が効果的。
F/T比の数値が高い時は、前立腺肥大症などに
よって数値が上昇している可能性が高く、
[がんの疑いを除外する]という意味で有益な
検査法と言える。
最近、ガンを見つけるために有効な検査法と
して注目されているのが、[phi(プロステート
ヘルスインデックス)]という指標を用いた検査。
phiPSAとは前立腺の上皮細胞から分泌される
タンパク質で、これがα―1アンチキモ
トリプシンというタンパクと結合すると
[PSA]、結合せずに自由に動いているものを
[フリーPSA]と呼び、通常のPSA検査は
その両方を検出し数値化している。[F/T比]
これとは別に、[プロPSA]と呼ばれる、PSAの
前駆体が存在し、これが多いとガンがある
確率が高いことが分かっている
そこで、PSAとフリーPSA、そしてプロPSAの
”3つのPSA”を測定し、特殊な計算式で
導き出した数値でがんの存在を判定する
手法が臨床導入され、2022年春に健康保険で
承認された。
だが、この検査を行うには3種類のPSAを
調べる必要があり、採血後早々に遠心分離と
いう処理が必要なため、全ての施設で可能で
あるとは言えない難点がある。
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