前立腺肥大症か前立腺ガンかを検査には、
前立腺の組織が、ガン細胞などで傷つくと、
前立腺で作られるたんぱく質の一種、PSA
(前立腺特異抗原)の量が血液中に出る量が
増えるので、この値を採血により調べる。
PSAの値が、血液1ミリリットルあたり
4ナノグラム(ng)以上の場合、ガンの疑いが
あるとされている。
この場合は、前立腺の組織を調べる[針生検]と
いう精密検査を行う。
針生検は、細い針を使って前立腺を10ヶ所
以上刺して組織を採る。
局所麻酔はするものの、痛みや出血がある
ほか、感染症の恐れもあり患者の負担に。
PSA値が4~10ngで、[グレーゾーン]と呼ば
れる患者では、7割程度がガンではないとの
データがあり、がんでない人の多くが負担の
大きい針生検を受けていた。
PSAの値だけでガンが見つかる割合では、
PSAの値が4~6ngで20%、6~10ngの人で
28%に過ぎなかった。
そこで[F(フリーPSA)/T(トータルPSA)比]と
いう新しい指標が考え出された。
PSAは、α―1アンチキモトリプシンという
タンパクに取りついているPSAと、結合して
いないフリーのPSAがあり、この合計値が
T(トータルPSA)で、F/T比を指標とする。
F/T比を算出することで、PSAの上昇が
ガンによるものなのか、前立腺肥大症など
他の要因によるものなのかを推測する。
現状では、この比率が[26・4以上]だと正常、
即ち、がんの可能性は高くないという判定に。
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