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2023年7月3日月曜日

前立腺ガンの判定検査とF/T比による判定

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
楊 貴 妃  奈良公園



前立腺肥大症か前立腺ガンかを検査には、

前立腺の組織が、ガン細胞などで傷つくと、

前立腺で作られるたんぱく質の一種、PSA

(前立腺特異抗原)の量が血液中に出る量が

増えるので、この値を採血により調べる。

PSAの値が、血液1ミリリットルあたり

4ナノグラム(ng)以上の場合、ガンの疑いが

あるとされている。

この場合は、前立腺の組織を調べる[針生検]と

いう精密検査を行う。

針生検は、細い針を使って前立腺を10ヶ所

以上刺して組織を採る。

局所麻酔はするものの、痛みや出血がある

ほか、感染症の恐れもあり患者の負担に。

PSA値が4~10ngで、[グレーゾーン]と呼ば

れる患者では、7割程度がガンではないとの

データがあり、がんでない人の多くが負担の

大きい針生検を受けていた。

PSAの値だけでガンが見つかる割合では、

PSAの値が4~6ngで20%、6~10ngの人で

28%に過ぎなかった。

そこで[F(フリーPSA)/T(トータルPSA)比]と

いう新しい指標が考え出された。

PSAは、α―1アンチキモトリプシンという

タンパクに取りついているPSAと、結合して

いないフリーのPSAがあり、この合計値が

T(トータルPSA)で、F/T比を指標とする。

F/T比を算出することで、PSAの上昇が

ガンによるものなのか、前立腺肥大症など

他の要因によるものなのかを推測する。

現状では、この比率が[26・4以上]だと正常、

即ち、がんの可能性は高くないという判定に。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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