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2023年7月21日金曜日

秋田市内で内水氾濫 氾濫の危機迫る雄物川 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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7月14日らの前線の停滞による記録的大雨に

より秋田市の中心部のJR秋田駅周辺で発生した

大規模な浸水は、降水量が排水処理の能力を

超えたことによる[内水氾濫]だった。

雄物川は、秋田県内を流れる長さ133KMの

1級河川で、湯沢市や横手市、大仙市、秋田市

などを通って日本海に注いでいる。

上流部は、急峻で流れが速いが、中流になると

勾配が緩やかになり、複数の支流が合流する。

下流になると広い川幅を結った入りと流れ、

その流域面積は4710Km2と東北で4番目に広く、

流域全体でおよそ60万人が暮らす。

江戸時代には、流域は一大穀倉地帯となり

河口の土崎港を結ぶ重要な舟運で栄えた。

雄物川は蛇行が激しく、洪水のたびに氾濫を

繰返してきたが、洪水防御や舟運の便を図る

ための河道の付け替えが随所で行われた。

雄物川流域での主な洪水。

*1894年(明治27年)8月 

中流から上流地域にかけて大洪水が発生。

死者・行方不明者334名、浸水家屋18,947戸

*1955年(昭和30年)

秋田市や中流域の大曲市、横手市他

死者・行方不明者8名、浸水家屋32,589戸

最近では、2017年7月、前線の影響で記録的な

大雨となり流域平均の雨量が2日間で220mmに

達し、堤防が未整備の中流部に被害が集中し、

およそ2000棟が浸水。

7月17日、秋田県は秋田市で広範囲に発生した

冠水は、川の氾濫以外に内水氾濫によるものと

したうえで、秋田市内での浸水戸数は数千から

万単位にも達する大規模な浸水としている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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