7月14日らの前線の停滞による記録的大雨に
より秋田市の中心部のJR秋田駅周辺で発生した
大規模な浸水は、降水量が排水処理の能力を
超えたことによる[内水氾濫]だった。
雄物川は、秋田県内を流れる長さ133KMの
1級河川で、湯沢市や横手市、大仙市、秋田市
などを通って日本海に注いでいる。
上流部は、急峻で流れが速いが、中流になると
勾配が緩やかになり、複数の支流が合流する。
下流になると広い川幅を結った入りと流れ、
その流域面積は4710Km2と東北で4番目に広く、
流域全体でおよそ60万人が暮らす。
江戸時代には、流域は一大穀倉地帯となり
河口の土崎港を結ぶ重要な舟運で栄えた。
雄物川は蛇行が激しく、洪水のたびに氾濫を
繰返してきたが、洪水防御や舟運の便を図る
ための河道の付け替えが随所で行われた。
雄物川流域での主な洪水。
*1894年(明治27年)8月
中流から上流地域にかけて大洪水が発生。
死者・行方不明者334名、浸水家屋18,947戸
*1955年(昭和30年)
秋田市や中流域の大曲市、横手市他
死者・行方不明者8名、浸水家屋32,589戸
最近では、2017年7月、前線の影響で記録的な
大雨となり流域平均の雨量が2日間で220mmに
達し、堤防が未整備の中流部に被害が集中し、
およそ2000棟が浸水。
7月17日、秋田県は秋田市で広範囲に発生した
冠水は、川の氾濫以外に内水氾濫によるものと
したうえで、秋田市内での浸水戸数は数千から
万単位にも達する大規模な浸水としている。
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