日本では、中国国内で発生した黄砂が、時には
奥地のタクラマカン砂漠周辺から数千Kmも
旅をして、日本列島に到達することがある。
砂の旅は、大西洋上でも見られていた。
米海洋大気庁(NOAA)の衛星は、7月6日に
カリブ海東部で、サハラ砂漠からの大規模な
砂雲が米南部フロリダ州に向かっているのを発見。
8日までにフロリダ州に到達し、週末にかけて
さらに西方のテキサス州まで広がると予測。
これまで、カナダで発生した山火事による
煙の影響をほとんど受けていなかった米国
南部地域でも、大気汚染の影響を受けることに。
今回の砂雲は、数百万人に影響を与えた2020年の
[ゴジラ砂雲]ほどの規模にはならないとみている。
米メディアによると、サハラ砂漠の砂嵐は
定期的な気象現象であるが、2020年に発生した
砂雲は通常よりも密度が高く、より多くの
粒子を含んでいたので影響が大きかった。
また、メデアは大気汚染は影響を受ける地域の
住民には悪い話だが、砂雲は熱帯雨林を肥沃にし、
ハリケーンの発生を抑制する[重要な気候
メカニズム]だとしている。
大西洋海盆では、ハリケーンシーズンが
始まったが、砂雲が存在する海域では、
強い熱帯低気圧が発達しない可能性が高い。
また、[多くの熱帯暴風雨やハリケーンの
発生源である熱帯波は、湿った大気で成長する。
サハラ砂漠の砂雲が存在する場合、大気は
通常より乾燥するため、これらの発達は妨げ
られる可能性がある]とする解説も。
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