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2023年7月14日金曜日

巨大砂雲が大西洋を渡り米国南部へ到達

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ツ  バ  キ



日本では、中国国内で発生した黄砂が、時には

奥地のタクラマカン砂漠周辺から数千Kmも

旅をして、日本列島に到達することがある。

砂の旅は、大西洋上でも見られていた。

米海洋大気庁(NOAA)の衛星は、7月6日に

カリブ海東部で、サハラ砂漠からの大規模な

砂雲が米南部フロリダ州に向かっているのを発見。

8日までにフロリダ州に到達し、週末にかけて

さらに西方のテキサス州まで広がると予測。

これまで、カナダで発生した山火事による

煙の影響をほとんど受けていなかった米国

南部地域でも、大気汚染の影響を受けることに。

今回の砂雲は、数百万人に影響を与えた2020年の

[ゴジラ砂雲]ほどの規模にはならないとみている。

米メディアによると、サハラ砂漠の砂嵐は

定期的な気象現象であるが、2020年に発生した

砂雲は通常よりも密度が高く、より多くの

粒子を含んでいたので影響が大きかった。

また、メデアは大気汚染は影響を受ける地域の

住民には悪い話だが、砂雲は熱帯雨林を肥沃にし、

ハリケーンの発生を抑制する[重要な気候

メカニズム]だとしている。

大西洋海盆では、ハリケーンシーズンが

始まったが、砂雲が存在する海域では、

強い熱帯低気圧が発達しない可能性が高い。

また、[多くの熱帯暴風雨やハリケーンの

発生源である熱帯波は、湿った大気で成長する。

サハラ砂漠の砂雲が存在する場合、大気は

通常より乾燥するため、これらの発達は妨げ

られる可能性がある]とする解説も。

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