中國では5月のメーデー(労働節)の連休は
不動産関連企業にとってはかき入れ時。
この時期を逃がさずと、各業者は在庫住宅の
一掃をと力を入れて商戦に臨んだ。
だが、政府は大幅値引きの販促キャン
ペーンに対して、かってな値引きで正常な
秩序を乱したとして処分を受ける事態に。
4月の住宅販売面積は前年同月比11・8%減と
3月の3・5%減から大きく悪化。
5月の商戦に期待をかけたが叶わず窮地に。
これで、習近平の最も恐れている筈の
不動産業界の資金繰り悪化が、金融業界に
波及することだったはずが、これでは逆手。
当局の証券取引所向け資料では、不動産向け
不良債権は、2021年末で約280億円だとして
いるが、裁判所に提出した民事訴訟では、
恒大向けの未回収債権額が3520億円だとする。
中国恒大集団の再建協議に際して、明らかに
されている負債総額は、約37兆円規模に上る。
2021年に破綻してから早2年が経過するが
未だ解決の見通しは立たない。
破綻後も、債務処理のために販売活動は
続けているが、2020年に14兆億円ほども
あった売上額は、9兆2000億円に急減。
債務整理をするにも資金がなく、ましてや
債券に向けた新規投資は不可能な状態に。
多くの契約済みで、代金を支払い済みの
購入者が引き渡しを待っているが、今更
利益を産まない工事はやってられないと
言うことか、完成向け工事は止まったまま。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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