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2024年4月7日日曜日

2月の世界気温、観測史上最高 9ヶ月連続

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
河 津 桜  佐保川堤



欧州連合(EU)の気象情報機関[コペルニクス

気候変動サービス]の観測データで、今年

2月の世界気温は2月としては観測史上

最高だったことが明らかになった。

月間気温の観測史上最高更新は9ヶ月連続。

コペルニクスによると、今年2月の気温は

産業革命前の2月の平均気温を1・77度上回った。

2月までの過去12ヶ月の気温も産業革命前の

水準より1・56度高く、観測史上最高になった。

2023年に発生したスーパーエルニーニョに

よる影響も大きかったと推測されるが、気候

変動の厳しい節目を迎えることになった。

2015年12月のフランス・パリでのCOP21で

締結されたパリ協定の柱は、世界共通の長期

目標として設定された平均気温を2℃以下に

抑えることと、1・5℃に抑える努力を追求すると

した目標に虚しさを覚えるものだ。

この結果は、既に豪グレートバリアリーフに

おける広範なサンゴの白化にも表れている。

日本でも、沖縄近海のサンゴ礁での白化が

顕著になところが見られるようになった。

34万5000平方キロキロにも及ぶ広大な豪の

グレートバリアリーフは世界最大のサンゴ礁で、

1500種以上の魚類や411種の硬質サンゴが生息。

サンゴの白化現象は、海水温が通常より高い

状態が長引くことによるストレスで、サンゴが

組織内から藻類を排出して、食料源を失う

ことで餓死して、炭酸塩の骨格が露出して

白くなることによる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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