能登半島地震では、地下の流体の動きが
地震の発生の引き金を引いたとされている。
能登半島の先端部の、珠洲市北部を中心に、
2020年12月から2023年末までに500回以上の
地震の発生が記録されている。
これらの群発地震の震源の深さは、気象庁の
報告ではほとんど全てが約10Kmだった。
京都大の解析によると、半島先端部の地下では
2020年11月以降、約3000万㎥の流体が、地下の
深い部分から上昇してきて、深さ15~20kmの
位置まで達した。
正体は地殻から強い圧力によって滲みだした
水だとされる、この流体が岩盤の割れ目の
隙間に入り込んで潤滑油のように働くことで、
滑りを発生させて地震を群発させたとされる。
水が滲みこんで来ることで、周囲の岩盤には
広範囲でひずみがたまり、海底活断層が動き
やすくなっていた可能性を推測している。
流体が、M7・6の地震発生にどのように関与
したかを詳しく調査するため、兵庫県立大の
研究グループは、半島の北~北東沖の海底で、
自然の電磁波の測定を進めている。
電流を通しやすい水の性質を利用し、その
分布や量を17ヶ所で詳しく測定して、活断層と
水の関係を調べるという。
水と大地震の関係性が詳しく分かれば、全国で
地下深部の水の分布を調べることで地震発生の
リスクを推測できる可能性があるのではと期待。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿