紅麹サプリメントの摂取を続けていた利用者
から5人の死者を出し、入院や体調不良を
訴えている人が800人ほども出ている問題に
ついて、厚生労働省は3月28日に、開いた
専門家による調査会で小林製薬から説明を
受けた内容を明らかにした。
説明では、健康被害を被った人が摂取していた
製品ロットから、青カビから発生すること
がある物質の[プベルル酸]が検出されたとした。
[プベルル酸]には、抗マラリアの作用がある
報告はあるが、摂取量や接種期間などが人体に
どのような影響が出るか、また腎臓への影響は
不明で、プベルル酸が持つ毒性について確認
するには、相応の期間が必要だという。
厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所で
過去3年分のサンプルを分析し、[プベルル酸]の
毒性について調べるほか、[プベルル酸]以外の
物質が含まれていないかも含め原因物質の
特定を進めることを明らかにした。
[プベルル酸]を用いたマウス実験で、5匹中
4匹が死亡したとの報告に関して、専門家は
マラリア感染させたマウスでの実験であり、
毒性が強いとは言い切れないとしている。
また、沖縄では[豆腐餻(よう)]と呼ばれる
珍味が存在し、島豆腐を泡盛や麹、紅麹などに
6ヶ月ほど漬け込んだ発酵食品。
豆腐餻は紅い色をした発酵食品独特の香りが
あり、食感はねっとりとしていてチーズに
近い感触をした小鉢サイズの豆腐料理。
この伝統料理は長年にわたり食用されてきたが
腎臓障害などの健康被害発生の記録はない。
紅麹には、モナコリンというコレステロール
数値を改善する機能を持つ成分が含まれており、
小林製薬は、この含有量を高濃度化し、効用を
高めていることを売りにして来た。
このモナコリンによる薬害の発生がない量に
調整されてはいるとしても、モナコリンの
副作用が影響している可能性も疑われると指摘。
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