日本国内には、階数が20階以上のタワマン
(タワーマンション)と呼ばれている[超高層
マンション]がおよそ1400棟ほどあり、2024年
以降に完成が予定されている棟数は、およそ
300棟ほどで、総戸数が10戸以上になる。
2003年ごろから、タワマン建設ブームが起きて、
2002年から10年間に600棟ほどが建てられた。
これらの超高層マンションは、今年当りから
順次、大規模補修工事が始まる。
工事の規模が大きく、コストも割高なので
工事に絡む様々な問題が発生しそうだ。
ブラジルのサンパウロ州の景勝地、サントス市の
海岸沿いには、多くのタワマンが立ち並ぶ。
1950~70年代の建設ラッシュで建てられた
古い高級タワマン多くが傾いているという。
2023年9月に、市当局が市内に傾いたタワマンが
319棟あると調査報告を発表。
傾きの原因は、サントス市の土壌は、地表から
約7mは砂地で、その下は30〜40mまでは
柔らかい粘土層となっていること。
こうした土壌では、50m以上の基礎杭を打つ
必要があるが、建設ラッシュの当時、地質
調査が適正に行われず、多くの建物は4~5m
程度しか基礎杭を打ち込んでいなかった。
サントス市のマンションの多くは2度以上も
傾いており、補修する費用負担が出来ず、
傾いたエントランスや部屋をセメントで
傾きの傾斜を補修するのが精一杯だという。
日本建築学会のHPの[建物の傾きによる健康
障害]では、0.29度で[傾斜を感じる]、0.46度で
[傾斜に対して強い意識、苦情の多発]、1.3度で
[牽引感、ふらふら感、浮動感などの自覚症状が
見られる]、2~3度で[めまい、頭痛、はきけ、
食欲不振などの比較的重い症状]としている。
もし、日本の国内でタワマンが傾いた時の
対応はどうするのだろうか。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿