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2024年3月29日金曜日

怖い直下型地震 住宅倒壊による大きな被害

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
片 岡 梅 林  奈良公園



2024年の元日の発生した能登半島地震では

200人を超える犠牲者が出たが、そのうちの

8割が倒壊した建物の下敷きになった圧死

だったとされている。

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は

日本で初めて震度7を観測した[内陸直下の地震]

だったが、この地震を直接の原因として死亡

した約5500人のうち8割は、やはり倒壊した

住宅の下敷きとなった窒息・圧死だった。

[内陸直下の地震]の震源に近いエリアでは、

急に地面に対して垂直方向に生じる初期微動

(P波)の「縦揺れ」とほぼ同時に、主要動(S波)の

[横揺れ]が起きるが、もともと建物は横からの

力に対しては耐震性が弱く、建物倒壊を引き

起こしやすい。

木造住宅には1950年の建築基準法施行とともに

一定量以上の[耐力壁]を設けないといけない

[壁量計算]が設定された。

さらに阪神・淡路大震災の被害の状況を受けて、

国は2000年に[耐力壁]をバランスよく設置する

ように[四分割法]を定め、柱の種類に合う

適切な金物を具体的に示した。

[四分割法]では建物の各階を東西、南北方向の

長さに4等分して外壁部分から4分の1の部分を

対象とする壁量の計算方法を明確にした。

東京都内に239万1900戸ある木造住宅(2020年

時点)のうち、1981年より前に建てられた

旧耐震基準の住宅は53万6400戸、1981年以降

2000年までに建てられた住宅は88万7800戸、

2001年以降は96万7700戸ある。

東京都が想定するのは都心南部で午後6時

に起きる最悪のケース(M7.3)で、阪神・淡路

大震災の2倍にあたる約20万戸が揺れ・液状化・

火災で全壊し、6148人が犠牲になるとされる。

全壊する建物の約8割は1980年以前の[旧耐震

基準]に基づく古い住宅だとされている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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