カナダのアルバータ州、サスカチュワン州、
マニトバ州周辺では、野生化した豚が凶暴化し
日本のイノシシのような存在となり、住民の
間で脅威が広がっている。
野生化した豚は、土地や農作物を荒らし、
凶暴性も身に付け、病気をまん延させる
危険な存在の動物だ。
スーパーピッグの増加の発端は、1980年代、
カナダ政府が畜産農家にイノシシの飼育を
奨励したことに始まる。
2001年頃に畜肉市場が崩壊し、不満を抱いた
畜産業者がイノシシを柵から放ったため
野生化し、増殖が制御不可能となった。
野生の豚は賢く、かつ順応性があるため
カナダの厳しい冬を生き抜く力を備えている。
また、雌豚は1度に6頭の子どもを産み、
年に2回出産することが可能だ。
このため、雪だるま式に増えて、カナダ国内で
6万2000頭の観測を記録。
アメリカ農務省によると、野生豚は少なく
ともアメリカ国内・35州で報告されており、
合計600万頭と推定。
農作物に年間約25億ドルの被害を与えている。
アメリカは北部国境沿いの監視を強化し何とか
侵入を食い止めようとしているが、現状では
完全に食い止めることは困難と予想される。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿