ページ

2008年2月11日月曜日

松くい虫の猛威


菜の花と富士山  油絵  10号



2~3年前に、京都の名刹の庭の松を

松食い虫から守るために苦労をしている

話をテレビで見ましたが最近は、山の

自生の松だけでなく、平野部の松が

次々と枯れてゆくのが目に付きます。

屏風や絵画に描かれた名のある松が、

年とともに消えて行くのは寂しいですが、

それ以上に、身近にあって、日頃見慣れた

松ノ木が枯れてゆくのは、実に寂しいものです。

公園の松も、数年前に比べれば、近年の

枯れ様は異常な状況です。

まとめて3本、5本と切り倒されてゆく姿は

尋常では在りません。

瀬戸内の周辺の山に多かった赤松が姿を

消してから久しいですが、最近は、黒松も

次々と枯れています。

松くい虫の被害に備えた予防策に、駆除薬を

噴霧するだけでなく、木の幹に薬の入った

サイダービンほどのアンプルを、何本も差し

込んで、薬を「注射」している現場を、見かけます。

予防薬なのか、治療薬なのかは、私には

わかりませんが特に残してゆきたい木を

選んで処置をしているようです。

全てが松くい虫の性ではなく、酸性雨の

影響も多きのでは無いでしょうか。

塩田地帯で、製塩用に植えられたという

赤松林が消えマツタケが超高級品に

なってしまいました。

庭園の黒松までが、次の犠牲になろうと

しています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



0 件のコメント: