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2008年2月29日金曜日

サルの居る温泉


バウバウの林の夕日  油絵  10号



信州の地獄谷温泉は、おサルさんが温泉に入る、

というので人気スポットになっています。

最初に入ったサルは入りたくて入ったのではなくて

温泉の縁の岩から滑り落ちて、温泉にはまったのが

きっかけではなかったかと思いますが、最近、山間地

の温泉だけではなくて、京都の動物園でもサル専用の

風呂を備えたところ、「猿気」だけでなく、「人気」も

あるといいますから、本来、サルにも風呂を好む

本性があるものかも知れません。

向井去来の編纂した猿蓑集に、「初しぐれ さるも

小蓑を ほしげ也」という句があります。

芭蕉が、津から伊賀の里への帰り途で、伊賀越えを

する時に峠で猿と出会った時の情景を詠った句です。

この峠を伊賀側に下って、山間に分け入った場所に

絵画の世界を思わせる山郷が突然眼前に現れます。

ここに温泉が開かれて間もない頃に、車で尋ねて

行きました。

丁度、伊賀市側から温泉近くの最後の小さな峠を

降りきるところで、猿に出会ったのです。

ガードレールに座って、徐行して見ている私を意識も

せず何か手に持った食べ物をかじっていました。

サルの居る温泉という印象が強く残ったののは

当然ですが温泉の名前が「さるびの」とサルと

関連がありそうなのも楽しいですが、それ以上に、

非常に泉質が良くて、我が家では、家族で出かける

人気スポットになっています。

しかし、サルがこの温泉に入りに来るという話しは
ないようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




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