白樺 油絵 10号
いつも通る奥山の一角に、サザンカの木が
数本植えられています。
絵画の題材にはピッタリだと思うのですが、
山中なので描いている人には出会いません。
自生のヤブ椿のようにも思えましたが、山裾の
公園に植えられている、立寒椿の仲間のようです。
公園の椿よりも温度差の関係からか、11月の
半ば頃、モミジの紅葉が始まる頃から咲き始めます。
紅い花と、ピンクの二色があり、ピンクの方が早くに
咲き終わるようです。
二月も終りに近づいた今も、この赤い花が咲き
続けています。
花の大きさは、咲き初めよりも、寒さに備えてなのか
小振りになってきていて、今では葉の影になって
咲いているような控え目な姿には、ヤブ椿のような
雰囲気があります。
常々、ここに、一休み出来るベンチがあると嬉しい
のにと、思いながら通り過ぎる場所です。
春から秋にかけては、ここで腰を降ろして休んだり
握り飯をぱくついたりするのですが、この季節は
冷え込みがきつくて、しばらく、立ち止まって花を
見る程度で別れます。
この辺りはヒヨドリが多いところで、彼等が山に
帰ってくる春からは、ヒヨドリの集会所の中に
いるような賑やかな時があります。
鳴き声の種類を数えたことがありますが、物まね
の声以外で、会話をしていると思われる鳴き声が
7~8種類も数えられたことがありました。
奥山で長く咲き続けられるのは、やんちゃ集団の
ヒヨドリが山から下りているからでしょう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
0 件のコメント:
コメントを投稿