山川の風景 油絵 10号
繰り返し繰り返し、寒気団が大陸から
下ってきては、日本海側に大雪を
もたらしています。
大雪で、列車の運行に遅れが出る
ときに、日本海側を列車で通った
ことがあります。
札幌の雪祭りの見物しての帰途を、
雪国の姿を少しでも見て帰りたい
との思いから、大阪までをトワイ
ライトエキスプレスにしました。
前日には、道内で風雪に備えた
雪壁を越えた雪で線路が埋まり、
一時、不通になるほど吹雪いた後
でしたから、窓からの見る景色は、
ただただ雪の壁だけという素っ気ない
ところも少なくありませんでした。
夜半の停車時に見る雪に埋もれた
無人の駅には、電灯が照らす雪国の
寒々とした姿がありました。
朝になって、海辺を走る時には、
遠く彼方から押し寄せて来る雪雲が
見え、波立つ海面との境が、遠く先の
方では、雲と溶け合って、見極められ
ませんでした。
暗黒色の雲と、淡く朝の光が透けて
見える乳白色の雲がカーテンのように
連なっていて、冬の海の以外に躍動的
で明るさのあるのを感じたものでした。
ターナーの絵画とは少し違う柔らかさを
見たような気がして、以外でもありました。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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