湖畔 油絵 10号
以前、札幌の雪祭りを見物に行った際に、
寒さの備えをして雪に埋もれる農場を見学に
行きました。
羊や牛の飼われている様子を見学したりして、
久々の雪景色の美しさに見とれたものでした。
白樺の木は、木肌の白い美しさから、春や
秋の風景の中で絵に描かれるとインパクトが
強く感じられるようです。
しかし、雪景色の中に立っている白樺の木も、
存在感を示していて、印象的な絵画になり、
好きな題材です。
白い雪の光の中に立つ霧氷の白樺の林などは、
写真では被写体として好まれるポイントです。
農場の周りには、あちらこちらに白樺があって、
北海道ならではの情景に満ちていました。
あちらこちらと場所を変えては、写真を撮って
悦に入っていたのは良かったのですが、
何気なしに、雪の積もる林の中に、足を踏み
入れた時に、ズボッと右足を取られるだけでなく、
全身が雪の中にはまり込んでしまいました。
雪除けの雪と降り積もった雪ノ下は、熊笹の
茂みで数十センチが空洞になっていたのです。
厚着をしていたために抜け出るのに、苦労を
した後はカメラは雪まみれ、靴やズボンの中
にも雪が入り大騒動でした。
良く考えると、白樺の木の下には、通常は熊笹が
付き物で、熊笹が白い絨毯を被っているのです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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