青い山脈とキスゲの花 油絵 10号
散歩に行く公園の奥まった一角に何種類
かの桜の木が植えられています。
その中の一本に、「冬桜」と書かれた木札
が掛けられているのを見つけのは、三年
ほど前の4月の八重桜のシーズンでした。
一昨年の年の暮れに、近くを通りかかった
時にこのことを思い出し、立ち寄って見た
のが、将に桜の花でした。
他の桜の花の蕾は、春に備えて蕾も固く
閉ざしている時期に、花を開くのです。
枝のあちらこちらに、ポツリポツリと目立た
ないことを意識したように咲いている小ぶり
な淡い乳白色の花は、冬桜の名前にピッタリ
の装いです。
以来、絵画フアンにも相手にされそうに無い、
この忘れられたような桜が好きになり、
散歩の時には、時々、様子を見に行きます。
東の空に月が残っているのを枝越しに、花と
共に眺めるのは、写真や絵ではなくて詩の
世界のように思えます。
詩が読めれば、と残念に思うときでもあります。
2月の中頃までは花を見つけることが出来
ますが、花数が少なく、目立たないので、
鳥たちも訪れることが無いようです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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