ページ

2008年2月17日日曜日

冬桜


青い山脈とキスゲの花  油絵  10号



散歩に行く公園の奥まった一角に何種類

かの桜の木が植えられています。

その中の一本に、「冬桜」と書かれた木札

が掛けられているのを見つけのは、三年

ほど前の4月の八重桜のシーズンでした。

一昨年の年の暮れに、近くを通りかかった

時にこのことを思い出し、立ち寄って見た

のが、将に桜の花でした。

他の桜の花の蕾は、春に備えて蕾も固く

閉ざしている時期に、花を開くのです。

枝のあちらこちらに、ポツリポツリと目立た

ないことを意識したように咲いている小ぶり

な淡い乳白色の花は、冬桜の名前にピッタリ

の装いです。

以来、絵画フアンにも相手にされそうに無い、

この忘れられたような桜が好きになり、

散歩の時には、時々、様子を見に行きます。

東の空に月が残っているのを枝越しに、花と

共に眺めるのは、写真や絵ではなくて詩の

世界のように思えます。

詩が読めれば、と残念に思うときでもあります。

2月の中頃までは花を見つけることが出来

ますが、花数が少なく、目立たないので、

鳥たちも訪れることが無いようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




0 件のコメント: