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2010年8月27日金曜日

中国 災害による穀物生産量の減少

初夏の滝  油絵  10号







世界を襲っている異常気象、特に昨年からの干ばつが

深刻で、中国では雲南省を中心に南部地域では壊滅的な

打撃を受けている地域があり、華北地域の穀倉地域でも

大きな被害を受けていると報告されている。

更に、深刻なニュースがロシアの穀倉地帯の干ばつ。

5月から雨が降らず、主力生産品の小麦が立ち枯れに。

ロシアでは小麦生産量が25%ダウンすると報じられて

国内での食料不足に備えて輸出禁止措置に。

このため、世界的な小麦価格の急騰や食料不足問題に

非常に深刻な問題を投げかけている。

アメリカの農業省が、干ばつや洪水などの影響で、世界が

必要とする穀物量が8千万トン不足すると報告している。

中国政府の報告では、今年の穀物類の生産計画量の

4億トンの確保は達成できそうだと楽観的です。

しかし、現実には最近になって、食料不足に備えて、

カナダなどから小麦を、またアメリカからトウモロコシを

それぞれ100万トン以上の規模で輸入しているらしい。

食料の必要量の自然増に加えて、食生活の西洋化に

伴う飼料の増加のために、2015年にはトウモロコシの

輸入量が1500万トンにも達すると予測されている。

世界の大食漢、中国から目を離せない食糧問題。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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