ロシアを覆う煙

フェンカ　　油絵　　１０号




春から雨が降らないロシアでは、異常乾燥が続き

５月頃から各地で自然発火による森林火災や泥炭層が

燃え出す非常に危険な状態が続いている。

８月２日にメドベ－ジェフ大統領は非常事態宣言をして

防火態勢に備えるように命令を出している。

しかし、消しても消しても、毎日３００件以上もの新たな

火災が発生しており、現在も１８００平方キロメートルの

面積、香川県の広さに匹敵する面積が燃え続けている。

既に６７００平方キロメートルの面積が焼失し、多くの

人家や施設、中には軍の飛行場も焼失。

原子力発電所にも火が迫ってきている非常事態に。

煙による呼吸器障害で人々の不満も募るばかり。

全ての命令、指揮系統が大統領に集中する一元化の

組織なっているために、情報が来ないと指示が出せず、

末端の消防組織では火の手が上がっても、命令待ちで

初期消火に備えた活動が出来ないケースも出ている。

権力を抱え込んで独り占めにしている権現さんに、国民

からは大きな批判と不満が沸き起こっており、こちらの

火消しも放っておけず大統領は煙の中を右往左往。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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