水不足に苦しむ中国北部

街角の賑わい　　油絵　　１０号



中国が抱える大問題の一つが水資源の不足。

特に北部地域では、古来水不足である環境にありながら

水質汚染や水資源の浪費、ムダ、損失も非常に大きい。

滔々と黄色に染まった水が流れる情景を想像する

黄河も、加工から数百キロ上流まで水が枯れる黄河

断水も、毎年の減少になっている。

加えて、中国で最汚染河川の一つに上げられるほど

水質汚染が甚だしく、下流地域では、必要な生活用水の

確保が出来ない地域が非常に多くなっている。

人口が１９５０万人超の大都市北京では、絶対的な

水不足に苦しめられており、密雲ダムなど北京市への

給水に備えて設けられている主力ダムも、貯水量は

平治の１/４にも満たないほどで、給水制限も厳しい。

市民の１人当たり１ヶ月間の水使用量が２０Ｍ3足らず。

水不足で首都の機能に支障が出てはならぬと、国は

周辺地域にある都市への給水に備えたダムからも

北京への送水を義務付けており、北京市周辺では

今や、水稲栽培はご法度に。

５０年ぶりとなる、４３度を超える猛暑を記録した北京市や

周辺地域の住民とっては、暑さ対策に備えた水確保が

最大の関心事に。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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