ことが決まり、昨年10月に続く値上げに。
小麦の国際価格が2倍にもなっていることが原因
だが、これまでの値上がり要因は、中国を始めと
する新興国の需要の増加に加え、主要生産国の
ロシアやオーストラリアの自然災害によるもの。
続く中、中国の大規模な干ばつの影響。
中国は年間1億トンの小麦生産力を備えている
ダントツの国ながら、洋食指向など生活水準の
向上などで、今では純輸入国になっている。
13億人を超える国民の胃袋を満たすために
増加する小麦の輸入量の自然増が並みでない。
加えて、世界一の生産国で起こっている非常に
深刻な干ばつがある。
山東省から河南省にかけて、国内生産の2/3を
占める穀倉地帯で、4か月も雨が降っていない。
冬小麦の収穫減は避けられず、また、このまま
雨が降らなければ、春撒きの小麦にも大きな
影響が出ることが避けられない。
有り余る金で世界中から小麦を買い漁ることは
必至の成り行きで、小麦の国際価格はまだまだ
上がり続ける要素を備えている。
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