福島原発事故以来、脱原発の機運も高まり
再生可能エネルギーへの関心が高まっている。
初期投資額が少なく、容易さを備えた一般住宅の
太陽光発電に関心が高いが、発電コスト面では、
風力発電の方が発電コストが遥かに低い。
現在、太陽光発電の発電コストが１Ｋｗ当りで
４４円前後とされているが、風力発電では、９円
から１５円と大幅に安い。
だが、発電用の風車塔の建造コストなどが
Ⅰ基当り１億数１千万円から２億円も必要だ。
新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）は
発電効率の向上や、設備機器のコストダウン、
更に洋上設置などの大規模化で、３０年後には
発電コストが５～８円と原発並みに安くなる
可能性を備えていると発表している。
最近、風力発電の適地で発電を行っていた
北海道興部（おこっぺ）町の風力発電所が、稼働
１０年目を前に停止し、発電事業から撤退した。
理由は、毎年の維持管理費を売電収入で賄い
切れず、また故障の修理を町では捻出できない
ことによると言う。
町おこしや観光資源として行う小規模な発電では
維持管理のコスト倒れになる可能性を備えている。
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