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2012年3月15日木曜日

一般家庭用電気料金の値上げ

                                               備えよ常に! 備えあれば憂いなし
凱旋門のある通り



東京電力は企業向け電力料金を4月から17%

値上げする方針を発表している。

問題は、政府の認可が必要な一般家庭用料金の

値上げについても、7月を目標に10%値上げに

備えた検討を進めていることだ。

日本の電力会社は、電力を安定的に供給する

責任と引き換えに、発電と送電に関連する全ての

コストを電気料金に割りつけることが出来る

総括原価方式で守られる制度を備えている。

原発の停止により火力発電で代替しなければ

ならなくなって、高コストでLNGを発電燃料として

輸入しなければならなくなったから、高くついて

いる分は利用者が負担すべきという理由だ。

原発が破損しても、廃炉にして解体するにしても

全てのコストは電気料金に上乗せできるのだ。

東電の電気料金のコストの分析調査の中で

本来、原価に含めるべきでない社員の厚生施設

関連費用など6000億円以上を潜込ませていた

事実が発覚して問題になったことがあった。

だが、今許せないのは電力会社やガス会社の

殿様体質を備えた経営実態だ。

LNG価格は2年前から、米国でのシェールガス

資源開発の拡大で、国際価格は1/5に急落した。

アメリカのコストは100万BTU当り2.5ドルだ。

だが、日本企業は未だ15~16ドルで輸入し続け

貴重な外貨を垂れ流し、ツケを国民に回している。

貿易収支は赤字に転落し、国を危うくさせている。

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