日本にやって来ていたハクチョウたちも、２月
末頃から北帰行が始まったニュースが見られる。
越冬に備えて日本へ亘って来たものの、例年
よりも寒かったために、各地からの北帰行も
半月余り遅いようだ。
３０年間で４番目と言う寒い冬だったため、冬鳥
たちにとっても戸惑いが多いだろう。
１１月から咲き始めた垣根のサザンカは、暖冬
気味であった年末までに満開になってしまい
お正月に備えて少しは花を残してくれと冗談を
言っていたが、その後は一転して寒波来襲が
続いて、お彼岸まじかになっても咲いている。
だが、例年見かけるメジロが全く姿を見せぬまま
花がおわってしまいそうだ。
鶯の初鳴きは３月上旬に耳にしたが、山間の
梅林では見ごろが１ヶ月遅れだと言う。
今冬は公園のツグミの姿も殆んど見られす、
時折、樹間を飛び回っている姿を見かけるが
こちらも北帰行に備えた集団化の時期だろう。
鳴き声を聞くことのないツグミが鳴きながら
追っかけっこをしているようだが珍しいことだ。
お水取りも終わったので、春が順調にやって
来ると自然の姿も例年通りになるだろう。
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