やはり、と頷かざるをえない結果が環境省から
発表されている。
１９７０年代の大気汚染による光化学スモッグが
大きな社会問題になった１９７０年代ほどでは
ないが、目やのどを強く刺激し、呼吸障害を
引き起こしたり、ぜんそくの原因にもなる化学
成分を備えた光化学オキシダントの濃度が
２０１１年度に全国、１１００ヶ所に備えられている
観測点全てで基準値を超えていたことが判明。
日本国内では、厳しい規制で工場からの排煙や
自動車などからの排ガスに含まれている窒素
酸化物や有機化合物は激減していて、光化学
オキシダントの濃度は大幅に低減している。
だが、全国的に高濃度で観測されている原因は
「北京毒ガス」に代表される中国からの飛来だ。
視界が２００ｍだ、いや５０ｍだったなどと酷さを
競う記事が紙上を賑わし、大気汚染が原因で
年間３６万人が死亡するとされている中国の大気
汚染は常識を超えた恐ろしさを備えている。
九州の五島列島でも発生している光化学オキシ
ダントによる健康障害は、大陸から飛来している
窒素酸化物や有機化合物によるものだ。
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