地球温暖化の影響からか、日本近海での海水
温度が０．６度、或いは１度上昇したとの報告が
あり、今まで網に掛ることもなかった熱帯水域に
生息する魚が獲れた話題も少なくない。
山口県水産研究センターが行った資料調査でも、
日本海側で捕獲された熱帯や亜熱帯の魚の
種類が、１９９０年代に１３０種類だったのが
２０００年代には２８１種類にまで２倍を超える
種類が確認されている。
黒潮が流れる日本近海は世界でも有数の豊富な
生態系を備えていることで知られるが、海水温の
上昇とともに、魚種も増えている。
１９９１年には約３００種類とされた魚種が、現在
約３倍の８７０種類までにも増えている。
亜熱帯域の魚が生息できる条件を備えた環境に
成って来ているのだ。
北のオホーツク海沿岸でも、黒潮に乗って北上した
暖流系のカラフルさを備えた様々な魚が見られる。
日本近海では魚だけでなく海中生物の生態系が
大きく変化をしている。
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