中国の食肉大手企業が、米国食肉大手企業を
47億ドルの買収計画に米議会が待ったをかけた。
世界では、食用に約10億匹の豚が飼育され、
このうち約半分が中国だ。
2位以下のアメリカやブラジルと比べると大差が
あり、量の確保を狙っての買収ではない。
H7N9型鳥インフルエンザ発生の際、上海市を
流れる川に1万数1千頭の豚が死骸が流され
鳥インフルとの関連で話題を集めたが、何故
豚が大量に死に、誰が川に投棄したかも不明。
中国では、春節などお祝い時期前の価格高騰や
品不足は暴動を引き起こす原因になるとされる
ほど豚の料理は重要さを備えている。
だが、飼育に対する管理、特に疫病管理は
お粗末な限りであり、肉質改善や疫病対策には
あらゆる化学薬品やホルモン剤を無計画に
使用するため、豚肉そのものが食品としての
安全性を備えていない。
国が支援してでも手に入れたいのは疫病対策を
中心にした飼育管理技術だ。
米国民にとっては、買収された大手企業が中国
企業の傘下になった時、供給される食品が安全
性を備えている保証がないと反対しているのだ。
日本も豚肉の輸入の多くを米国に頼っているのだ。
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