平成11年迄は焼肉店などでは牛レバーの生食
提供は一般的に行われ、食中毒事件が度々
発生していたが、危険性を備えた食材である
ことが理解されながらもメニューに載っていた。
2011年(平成23年)4月、恐れていた集団食中毒
事件が富山県で発生し、30名以上が毒性を
備えたO111やO115の腸管出血性大腸菌(EHEC)
汚染の牛レバーで溶血性尿毒症症候群(HUS)を
発症して5人が死亡した。
これが契機となって牛レバーの生食は禁止に。
だが、生レバー食に摂りつかれた若者を中心に
豚レバーの生食が密かに広がっていた。
牛肉などに比べて、豚の内臓や血液はE型肝炎
ウイルスや寄生虫などに汚染され易い。
報告されているだけでも、過去10年間に、豚
レバーの生食が原因の食中毒患者が32人出て
いるほか、豚レバーが原因とみられるE型肝炎に
死亡例も報告されている。
このため厚生労働省の審議会は5月27日、豚
レバーの生食は食中毒やE型肝炎発症のリスクが
高いとして、飲食店での提供を禁止を決定した。
生食の提供が禁止されるのは牛レバーに続き
2例目で、違反した場合は2年以下の懲役か
200万円以下の罰金が科せられる。
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